【2024年度】磁気共鳴専門技術者認定試験の合格率の推移

合格率について

基本的に正答率60%で合格となります。認定試験問題は、日本磁気共鳴専門技術者認定機構による以下の申し合わせ事項に沿って作成されており、合格率が50%になるように難易度が調整されています。

  • 過去問と照らし合わせて難易度を考える(受験者の約半分が全問題の60%を正解)
  • 回答肢は2つもしくは1つとする
  • 常識問題と難易度の少し高い問題をうまくミックスする
  • 過去問活用ソフトを用い、識別指数などを参考に問題難易度を調整する

2021年度第1回理事会議事録より

過去問活用ソフトの使用については、理事会議事録にて以下のように考えられています。

  • 過去問の採点データが活用でき、問題の難易度や識別指数などを一元管理できるとともに、問題作成ならびに編集作業の効率化を図るために購入する。
  • 試験委員各人にアクセス権があり、IDとパスワードで管理される。

2021年度第1回理事会議事録より

現状、年度による難易度のバラつきは大きいと言えるでしょう。私が過去問を解いてみた感想としては、文章に曖昧さを感じる問題がちらほら見受けられる印象です。前提条件が明記されておらず、その条件次第で正答が異なってくるような問題文なので、考え方によっていくつもの選択肢が正解になり得ます。曖昧な条件の中で答えを出すことは難しいですが、こういった問題は19回の試験から少なくなってきたように感じます。また、最近は試験問題に略語集がつくようになりましたので、問題を解く助けになることと思います。

受験者数について

受験者数はコロナ禍にあたる15回に大きく減少しましたが、全体的に増加傾向にあります。それに伴い、試験の合格者数も年々増加傾向にあります。

まとめ

年々問題文自体の曖昧さが改善されたり、略語集が掲載されたりするようになり、そういった意味では易しくなっていると言えるかもしれません。合格ラインは60点で変わりないのに対し、問題の難易度は年度によってバラつきがあるため、自分が受験する年の難易度が低ければラッキーと言えるでしょう。

ソース:日本磁気共鳴専門技術者認定機構/News/理事会たより         https://plaza.umin.ac.jp/~JMRTS/

コメント